保育学科について

学びの特徴

保育者養成の歴史と実績を生かした、子どもとその周りの人々を支える人材の養成

藤女子大学保育学科は、1954年に開校された藤保育専修学校からはじまりました。保育専修学校は1955年に短期大学保育科へ、さらに短期大学保育科は2000年に藤女子大学保育学科へと発展し、たくさんの保育者を輩出してきました。
そして、2018年4月、藤女子大学保育学科では、児童厚生1級指導員の養成がはじまりました。児童厚生1級指導員の役割は,児童館や放課後児童クラブなどで、子どもの生活を支援することです。保育学科は、保育所や幼稚園に通う子どもに加え、放課後の子どもの生活も支援することのできる人材を育てる学科へと変化します。

※「小学校教員養成課程」につきましては、2020年度の開設に向けて申請する予定で
手続を進めてまいります。

保幼小連携の役割を担うことのできる人材の育成

乳児と関わるときには、乳児について学ぶことが必要です。しかし、乳児がその後、どのような発達をしていくのかを学ぶことも大切です。また、児童との関わりには、児童の発達の特徴を理解することが求められますが、その児童がこれまでどのような発達を経て、現在に至っているかを把握することも重要です。保育学科のカリキュラムは、0~18歳の子どもの発達?生活?学習を連続的に捉えることのできるものであり、近年、その必要性が高まっている保幼小連携にも対応できるようになっています。

特別支援教育にも対応

保育所?幼稚園?認定こども園には、さまざまな障がいのある子どもがいます。保育学科では、障がいのある子どもたちそれぞれの存在を尊重し、主体性を育むための関わり方や、子どもの障がいの実態について学べるさまざまな科目が開講されています。また、講義に加えて、特別支援学校?特別支援学級などでの見学やボランティアの機会も多く、さまざまな視点から特別支援教育について学ぶことができます。希望者は、特別支援学校教諭一種免許状が取得できます(特別支援学校での実習受け入れ人数に制限があるため、人数制限があります)。

一般企業でも生かせる学びの広さ?深さ

保育学科では、子どものことだけでなく、子どもとその家族、子どもの住む地域、子どもにまつわる法律、子どもに関する社会問題など、さまざまなことを学ぶことができます。また、保育学科では、グループでの活動が多く、他者と協同する力も磨かれていきます。これらの学びを生かし、一般企業で活躍している卒業生もたくさんいます。