滚球盘

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平井 孝典 准教授
Takanori Hirai


■所属学科:文化総合学科
■オフィスアワー: 金曜日2講目 随時

専門分野

図書館情報学、アーカイブズ学

研究テーマ

ヘルシンキ大学図書館員エドヴァルド?グルーンブラードらによる19世紀中頃のアルキーヴ実務に焦点をあてています。19世紀フィンランドにおける情報アクセス環境構築の実務です。19世紀フィンランド(人)の図書館員?歴史的資料整理担当者の実務と成果?後世への影響を研究しています。

自己紹介

大学図書館、高校図書室、及び大学アーカイブズ(年史編纂のために臨時設置)で実務を学びました。実務経験もふまえ授業内容の工夫をしています。両学部教養科目の情報リテラシーAでは、htmlとJavaScriptによるプレゼンデータなどの作成、情報リテラシーBではphp利用のデータベース作成に受講者は取り組んでいます。受講者はssh及びsftpプロトコルにも慣れます。データ作成及びサーバとの送受信にはオープンソースを利用させていただいています。Rなど自身も勉強すべきものがまだたくさんあります。おすすめの図書は、アストリッド?リンドグレーンの「やかまし村型」の作品群、それからトーベヤンソンの初期の作品群です。Jane AustenのPride and PrejudiceをJosephine Bailey朗読(Unabridged版)で、繰り返し聴いています。

2019年度担当科目の例

図書館概論、図書館情報技術論、情報資源組織論、情報資源組織演習A、情報サービス演習B、アーカイブズ論、学校図書館メディアの構成、図書?図書館史(隔年)、情報リテラシーA、情報リテラシーB、歴史資料論C(隔年)

講義?演習

文学部 情報リテラシーA (1年2年、前期後期)

情報を的確に選択し利用するための情報アクセス能力を高めることがねらいです。そのために、①情報検索の考え方を学び実習します。②情報の整理方法や情報の整理に使われるコンピューターの言語やソフトを学び実習します。③各自のテーマでプレゼンテーションとレポート作成をすることで、情報に関わる技術の理解を深めます。全授業の課題をこなしていくことで、レポートや卒業論文などの作成に必要な情報リテラシーの基礎を身につけていきましょう。コンピュータについては全くの初心者であることを想定しています。

文学部 情報リテラシーB (1年2年、後期)

情報リテラシーA受講済みの学生を対象とした科目です。住所録のような簡易なデータベースを実際に作成することで、データベースの仕組みを学びます。コンピュータについては、全くの初心者であることを想定しています。情報を的確に選択し効果的に利用するための情報アクセス能力を高めることを目標とします。そのために、①プロトコルの使い方などネットワークの活用を練習します。②MySQL(図書館?会社でよく使用されているSQL)を用い検索の仕組みを学びます。③PHP言語も加え検索を作成します。受講者の状況によっては④統計ソフトRなど他のプログラムとの組み合わせ方法も勉強します。授業の最後には⑤受講者の作成した検索を相互に評価しあいます。情報の整理方法や情報の整理に使われるコンピューターの言語やソフトを学ぶことで、情報に関わる技術の理解を深めます。全授業の課題をこなしていくことで、レポートや卒業論文などの作成に必要な情報リテラシーの基礎をさらに身につけていきましょう。

アーカイブズ論(司書コース 3年、前期後期)

記録管理の理解はあらゆる活動の場で必要となります。アーカイブズは本来、記録管理の活動と密接に関わる単語です。授業ではアーカイブズの基本的な考え方を学び、情報アクセス全般の理解を目指します。主に人文社会科学分野の資料を学部生として、将来は図書館員として扱えるようになるだけでなく、日常生活における情報整理に必要とされる考え方の理解も目指します。

情報資源組織演習A(司書コース 3年、前期)

利用者が図書館において情報?資料に確実にアクセスできるような資料組織化の技術を学びます。主題分析の基礎を学び、日本十進分類法(NDC)を用いた分類演習を行います。 

図書館概論(司書コース 2年、前期)

社会の中での図書館の役割?位置を考えます。便宜的に大学図書館など種類で分けて扱います。みなさんは滚球盘で学んだことをどのように生かしていくことができるでしょうか。授業を通じて各自で考えていただくことをねらいとします。

学校図書館メディアの構成(司書教諭コース 3年、前期)

学校図書館は学校教育において積極的に機能する必要があります。学校図書館におけるメディアの種類やその特性、さらにメディアの組織化(目録、分類)、ファイリング?システムなど一点資料の整理方法?考え方についても学びます。

情報資源組織論(司書コース 2年、後期)

情報アクセスを容易にするには情報資源組織化の標準化とその改善工夫が必要です。また対象資料に応じ組織化の方法論などの使い分けの必要も生じます。情報資源組織化の基本を考えます。

図書館情報技術論(司書コース 2年、後期)

今現在の図書館員?図書館業務に必要とされる基礎的な情報技術を習得するため、コンピュータ等の基礎、図書館業務システム、データベース、検索エンジン、電子資料などについて理解し体験します。

情報サービス演習B(司書コース 4年、後期)

前期の内容を踏まえ、後期は、データベースの種類とその特徴を概観し、具体的なテーマ検索によって各々の検索エンジンやデータベースを扱います。図書館における情報提供サービスのために必要なスキルを高めます。 

主な業績

(著書)
公文書管理と情報アクセス-国立大学法人小樽商科大学の「緑丘アーカイブズ」-
平井孝典
世界思想社  2013年2月  ISBN:978-4-7907-1583-2

日米中における満鉄関係資料等の利用と保存をめぐる諸問題 : 国際ワークショップ報告書
(担当範囲:第5章 大学研究資料としての旧植民地関係図書資料)
アジア経済研究所図書館
日本貿易振興機構アジア経済研究所  2009年3月 

(論文)
(史料紹介)19世紀フィンランドにおける史料集刊行とセナーッティでの審議の例― 1859年1月22日プロトコールの紹介 ―
平井 孝典
北欧史研究:バルト=スカンディナヴィア研究会   (36) 31-43   2019年10月

19世紀フィンランドにおけるアーカイブズ実務と検閲制度
平井 孝典
藤女子大学 文学部紀要   (55) 175-199   2018年3月

19世紀後半フィンランドの国家公文書館-組織としてのアーカイブズ業務の確立-
平井 孝典
レコード?マネジメント : 記録管理学会誌 (72) 52-67   2017年3月

フィンランド中世カトリック断簡コレクションのデジタル公開
平井 孝典
藤女子大学 文学部紀要   (54) 167-196   2017年3月

19 世紀フィンランドにおける情報アクセスのための実務 ーアルヴィドソンら「アーキビスト」による成果についてー
平井 孝典
レコード?マネジメント : 記録管理学会誌 (67) 50-70 2014年12月

フィンランドにおける「中央政府アーカイブズ」の始まり
平井 孝典
レコード?マネジメント : 記録管理学会誌 (65) 30-47 2013年11月

小規模組織におけるアーカイブズ運営の条件
平井 孝典
レコード?マネジメント : 記録管理学会誌 (61) 36-58 2011年12月

小樽商科大学における周年事業と百年史編纂室の役割
平井孝典
明治大学史資料センターグループ報告(大学史活動) 31 2010年3月

国立大学法人における卒業論文の扱い-著作物でもある法人文書等の公開(利用)について-
平井孝典
アーカイブズ学研究 3 12-30 2005年11月

小樽商科大学百年史編纂室の活動およびその課題-小規模組織アーカイブズの一例-
平井孝典
小樽商科大学人文研究 108 49-75 2004年9月

(口頭発表)
ボマンソンによるアーカイブズ実務と19世紀後半フィンランドの国家公文書館-組織としてのアーカイブズ業務の確立-
平井孝典
記録管理学会2015年研究大会(於 丸亀市民会館)  2015年5月23日 

19世紀フィンランドのアーキビスト?グロンブロードの公文書管理実務
平井孝典
日本アーカイブズ学会2015年度大会(於 東京大学)  2015年4月26日 

フィンランド中世教会断簡コレクションのデジタル公開-19世紀のアーキビスト?グロンブロードが遺したもの-
平井孝典
日本図書館研究会 第56回 研究大会(於 大手前大学)  2015年2月21日 

19世紀フィンランドにおける情報アクセスのための実務 -アルヴィドソンら「アーキビスト」による成果について-
平井孝典
記録管理学会2014年研究大会(於 藤女子大学)  2014年5月24日 

ロシア統治下?19世紀初頭フィンランドにおける近代アーカイブズの始まりについて
平井孝典
記録管理学会2013年研究大会  2013年5月25日 

スウェーデンのアーカイブズの特徴と使用されているカタログについて
平井孝典
日本アーカイブズ学会2012年度大会  2012年4月22日 

小樽高等商業学校と「特別講義」:1923年5月の「パーマ氏ノ英語教授法」ほか
平井孝典
20世紀日本の高等商業学校スタディーズ?滋賀大学  2011年1月22日 

小樽商科大学の事例 収集資料を活用するための動的『資料集』の紹介
平井孝典
国際シンポジウム「第 Ⅲセッション 東アジア関連研究資料のデジタル化について」(日本植民地研究会)  2010年3月6日  日本植民地研究会

"小樽高等商業学校の教育研究活動と旧植民地関係図書資料" 研究会「中国における対日歴史認識および歴史研究動向に関する緊急調査」
平井孝典
国際ワークショップ「日中米における満鉄関係資料等の利用と保存をめぐる諸問題」(日本貿易振興機構アジア経済研究所)  2008年3月 

個人情報の不開示 国立大学法人における著作物(卒業論文)の扱いについて
平井孝典
日本アーカイブズ学会2005年度大会  2005年4月24日 

旧小樽高等商業学校所蔵の関連資料(中国東北と日本)
平井孝典
国際シンポジウム「中国東北と日本-資料の現状と課題」(日本財団)  2004年10月 


(社会活動)
2014年4月 - 2018年4月   日本アーカイブズ学会  委員(Web管理ほか)
2013年5月 - 現在   記録管理学会  レコード?マネジメント編集委員

競争的資金

アーカイブズによる「地域力」再生と持続的社会の基盤創成研究
日本学術振興会: 科学研究費補助金(基盤研究(A))
研究期間: 2019年4月 - 2023年3月    代表者: 加藤 聖文

19世紀フィンランドにおける資料保存の実務と後世への影響の基礎的研究
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2017年4月 - 2022年3月    代表者: 平井 孝典

国立大学法人におけるアーカイブズと情報公開および個人情報保護制度に関する研究
文部科学省: 科学研究費補助金(若手研究(B))
研究期間: 2006年 - 2008年    代表者: 平井 孝典

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