学科の特徴 学びのポイント
広い社会で活躍できる管理栄養士になろう。
食物栄養学科の「なりたい自分」になるための充実した教育
管理栄養士はコメディカルとして重要な役割を担っていますが、食物栄養学科で育った管理栄養士はそれだけでなく豊かな教養教育を基盤とした広い視野と自由な発想力によってさまざまな分野で活躍します。
本学科では管理栄養士資格取得はもちろんですが、狭い分野に留まらず社会で役に立つ学問の基礎をバランスよく学ぶので、医療分野のみならず食品企業をはじめ幅広い就職先が選べます。また起業することや大学院への進学も選択肢です。
とくに本学科の卒業生はわが国を代表する食品企業や製薬企業にも活躍の場を拡げていて、大学で一生懸命がんばった卒業研究や高度な論文を読み解く力を付けられたことがすごく役立っています。
さらに充実した本学の英語教育と連携して栄養研修旅行に参加したり、留学も含め海外へ目を向ける学生も多く、そういった輝くような体験を通して大学でのいっそうの成長が実感できているのです。
食物栄養学科には「なりたい自分」になるための充実した教育があります。

食物栄養学科とは
管理栄養士は、乳幼児から高齢者までそして社会のさまざまな場面において「栄養と食」の面から人びとの健康を支える重要な役割を担っています。今後ますます高齢化が進む社会において、高齢者の健康管理はもとより乳幼児期からの適切な食生活が一層重要になってきます。
また、多くの新しい加工食品や調理食品が開発され、流通販売形態も複雑化した結果、食品に対する専門的な知識が要求されます。さらに、社会生活が複雑多様化する中で、食と生活の関係についても理解していく必要が生じています。
本学科では、栄養や食物に関する深い知識を学ぶとともに、このような食品?栄養健康に関する研究の急速な進歩、将来の学問の発展に対応できるような各分野の基本の理解を重視する教育を行っています。

栄養と食を通じて人の健康を守るエキスパートとしてますます期待の高まる管理栄養士
病気療養中の患者さんに対し、身体状況、栄養状態および嗜好面を配慮しての治療の一環として提供される食事。また、地域住民の方や学校、事業所などで健康の維持?増進を促すための、食事提供や栄養の指導など利用者の身体状況や栄養状態などを考慮した食事。その人たちにふさわしい食事の管理を行うエキスパートとして、管理栄養士はその役割を期待されています。そのため、高度な専門知識と技術を必要とする専門職です。
コミュニケーションを重視したカリキュラム
栄養教育は、患者や児童?生徒、地域住民など「対象者」に向けて行います。また、食事を作る調理員とのやりとりや患者をとりまく看護師、医師、薬剤師との連携も栄養管理に必要かつ重要なことです。
したがって、管理栄養士の仕事には何より人とのコミュニケーションが重要となります。本学科では、病院や小学校、福祉施設、事業所、保健所などで、管理栄養士業務を体験する臨地実習以外に、『栄養教育論実習』『対人関係トレーニング』の授業を通してその具体的な方法を学び、専門職としてのスキルを高めるカリキュラムをもっています。

子どもたちの「生きる力」を育てる栄養教諭
子どもたちが将来にわたって健康に生活していくためには、栄養や食事のとり方が重要です。「食の自己管理能力」、すなわち、食に対する正しい知識に基づいて自ら判断し、実践していく力や「望ましい食習慣」を子どもたちに身につけさせることが課題となっています。
このため、栄養教諭が小中学校等における「食に関する指導」の中核的な役割を担い、子どもたちの健康を保持?増進していくことのできる能力を育成していくことが求められています。
